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10月22日-01号

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  1. 紫波町議会 2020-10-22
    10月22日-01号


    取得元: 紫波町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    令和 2年 10月 定例会(10月会議)       令和2年紫波町議会定例会10月会議会議録◯会議事件(1)報告第6号 紫波都市計画特別業務地区建築条例の一部を改正する条例の専決処分に係る報告について(2)議案第78号 令和2年度紫波町一般会計補正予算(第6号)       令和2年紫波町議会定例会10月会議議事日程(第1号)                令和2年10月22日(木曜日) 午前10時開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 報告第6号 紫波都市計画特別業務地区建築条例の一部を改正する条例の専決処分に係る報告について 日程第3 議案第78号 令和2年度紫波町一般会計補正予算(第6号)本日の会議に付した事件 議事日程第3まで同じ 追加日程第1 緊急質問出席議員18名)      1番  高橋敬子君     2番  浅沼有朋君      3番  北條 聡君     4番  阿部秀一君      5番  戸塚美穂君     6番  佐々木純子君      7番  阿部美佳子君    8番  熊谷育子君      9番  根水康博君    10番  細川 久君     11番  及川ひとみ君   12番  作山秀一君     13番  藤原修一君    14番  箱崎勝之君     15番  北條喜久男君   16番  細川惠一君     17番  藤原惠子君    18番  武田平八君欠席議員なし)地方自治法第121条第1項の規定により出席した説明員  町長         熊谷 泉君   副町長        藤原博視君  教育長        侘美 淳君   生活部長       羽生広則君  産業部長       阿部薫之君   建設部長       中田秀男君  企画総務部長     高橋 堅君   教育部長       八重嶋 靖君  長寿介護課長     野村直子君   農政課長       浦田文伸君  商工観光課長     内城 拓君   総務課長       長谷川 崇君  企画課長       鎌田千市君   財政課長       高橋佳治君  税務課長       古内広貴君   学務課長       葛 博之君  学校教育課長     山村 淳君   生涯学習課長     須川範一君  こども課長      吉田真理事務局職員出席者  議会事務局長     藤原信夫君   議会事務局次長    谷地舘 勝君  書記         中上博樹君 △開議 午前10時15分 △開議の宣告 ○議長(武田平八君) おはようございます。一同ご起立願います。 礼。 お座り願います。 ただいまの出席議員は18名であります。 定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 これより令和2年紫波町議会定例会10月会議を開きます。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(武田平八君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(武田平八君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。 今期会議会議予定については、お手元に配付いたしました会議日程表のとおりでありますので、ご了承願います。 9月18日開催の定例会月会議において設置した地産地条例制定検討委員会委員長及び副委員長の互選が行われ、その結果、次のとおり報告がありました。委員長藤原惠子委員、副委員長藤原修一委員であります。 今期会議において、町長から受理した議案等は2件であります。 また、本日の議会運営委員会までに受理した請願は、お手元に配付しております請願付託通知のとおり、所管の常任委員会に付託いたしました。 これで諸般の報告を終わります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(武田平八君) これより本日の議事日程に入ります。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第117条の規定により、     9番議員 根水康博君    10番議員 細川 久君    11番議員 及川ひとみさん を指名いたします。--------------------------------------- △報告第6号の上程、説明、質疑 ○議長(武田平八君) 日程第2、報告第6号 紫波都市計画特別業務地区建築条例の一部を改正する条例の専決処分に係る報告についてを議題といたします。 本件について趣旨説明を求めます。 中田建設部長。 ◎建設部長中田秀男君) ただいま、議題となりました報告第6号 紫波都市計画特別業務地区建築条例の一部を改正する条例の専決処分に係る報告についてご説明申し上げます。 本件は、紫波都市計画特別業務地区建築条例の一部を改正する条例につきまして、建築基準法の改正に伴い、引用している条項のずれが生じたため、地方自治法第180条第1項及び紫波町長専決条例第2条第9号の規定に基づき、令和2年9月29日、別紙のとおり専決処分しましたので、同法第180条第2項の規定により報告するものでございます。 別紙をご覧願います。 建築基準法の一部改正により、法第48条第8項に、田園住居地域に関する規定が新たに加えられたことに伴い、条例において引用する項が繰り下げられたことから、条例第3条第1項において所要の整理をしたものでございます。 施行期日は公布の日、令和2年9月29日からとしております。 以上で説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(武田平八君) これより質疑に入ります。     〔発言する人なし〕 ○議長(武田平八君) 質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第78号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(武田平八君) 日程第3、議案第78号 令和2年度紫波町一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。 本案について提案理由説明を求めます。 高橋企画総務部長。 ◎企画総務部長高橋堅君) ただいま、議題となりました議案第78号 令和2年度紫波町一般会計補正予算(第6号)についてご説明申し上げます。 一般会計補正予算(第6号)は、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,786万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ182億7,942万7,000円とするものでございます。 1ページへお進み願います。 別表、歳入歳出予算補正でございます。歳入歳出それぞれ補正された款及び項ごと補正額等の内訳を記載しております。 なお、補正内容の詳細については、事項別明細書においてご説明申し上げます。 4ページへお進み願います。 次に、事項別明細書の歳入でございます。 15款2項1目1節総務管理費補助金右説明欄特別定額給付金給付事業費補助金400万円の減及び特別定額給付金給付事務費補助金2,072万2,000円の減は、特別定額給付金事業費の確定に伴う減額でございます。 16款2項1目1節総務管理費補助金右説明欄新型コロナウイルス感染症対策市町村総合支援事業費補助金5,132万6,000円の増は、新型コロナウイルス感染症感染拡大により影響を受けている地域経済等の回復を支援するため、町が行う対策事業に要する経費について岩手県から交付される補助限度額を計上したものでございます。 次に、歳出でございます。 5ページへお進み願います。 2款1項1目18節負担金補助及び交付金右説明欄特別定額給付金400万円の減は、事業費の確定により減額しようとするものでございます。 6ページへお進み願います。 3款1項2目12節委託料右説明欄温泉保養施設運営委託料1,301万8,000円の増は、あづまね温泉保養施設、ききょう荘の休業協力設備改良について指定管理者において行うための経費を増額しようとするものでございます。 7ページへお進み願います。 3款2項3目18節負担金補助及び交付金右説明欄保育施設設備改修補助金1,613万円の増は、虹の保育園衛生環境の強化のため、換気及び空調設備の整備に対し補助しようとするものでございます。 6款1項3目12節委託料右説明欄生産者応援販売促進事業委託料1,000万円の増は、農畜産物販売促進イベントを開催し、農畜産物加工品生産者飲食店等を応援し、町内経済活性化を図ろうとするものでございます。 8ページへお進み願います。 7款1項2目18節負担金補助及び交付金右説明欄地域企業持続化支援金給付事業費補助金4,870万円の減は、給付金支援支給対象中小企業者給付実績及び今後の給付見込みにより減額しようとするものでございます。 7款1項3目12節委託料右説明欄温泉保養公園施設管理委託料1,641万円の増は、ラ・フランス温泉館及びホテル湯楽々の衛生環境整備のため、館内メンテナンス設備改修などを指定管理者において行うための経費を増額しようとするものでございます。 7款1項3目18節負担金補助及び交付金右説明欄観光宿泊施設緊急対策事業補助金1,500万円の増は、町内の宿泊施設を利用した際の割引をする対象を町民から県民へ拡大したことにより増額しようとするものでございます。 9ページへお進み願います。 10款2項1目17節備品購入費右説明欄学校備品購入費1,260万4,000円の増及び10款3項1目17節備品購入費右説明欄学校備品購入費828万3,000円の増は、分散授業遠隔授業に対応できるよう、電子黒板機能付きプロジェクター及び教職員用タブレット端末を購入しようとするものでございます。 そのほか、11ページ以降に給与費明細を添付しております。 以上、補正予算説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(武田平八君) これより質疑に入ります。 12番議員、作山秀一君。 ◆12番(作山秀一君) 予算書の8ページでございます。 18節の地域企業持続化支援給付金事業補助金4,870万ということで、減でございますけれども、当初、9,405万円と取っておりました。枠取りだと思いますけれども、相当減額ということで残念でございますけれども、申請の件数というか、半分ぐらいということだと思いますけれども、今後もこれまだ予算あるわけでございますけれども、この周知と、それから今後の見通しについて、ひとつご説明願えればと思います。
    ○議長(武田平八君) 内城商工観光課長。 ◎商工観光課長内城拓君) お答え申し上げます。 こちらにつきましては、直近の申請の実績で15件程度ということでございます。法人につきましては500万ほど、個人事業者につきましては百数十万の実績があるところでございますけれども、私どもも当初見込んだより申請があまり出していただいておりませんので、引き続き周知に努め、有効に活用いただけるように関係機関とともに働きかけていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(武田平八君) 12番議員 ◆12番(作山秀一君) まだ枠があるわけですので、手続が複雑だとか、並びに資料が提出するのが多いとか、いろいろありますけれども、ぜひともこの有効活用するために適切な指導しながら、地域住民のために、ひとつご尽力をしていただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(武田平八君) ほかにございますか。 16番議員、細川惠一君。 ◆16番(細川惠一君) 予算書の7ページです。 先ほど説明がありましたけれども、農林水産業費農業振興費です。 今回、生産者応援販売促進事業委託料ということで、岩手県の関係と一般財源からということで1,000万の予算が補正されました。こうした中で、このコロナの流行があって、特に畜産業牛肉関係は大分なかなか売上げというか、消費拡大にならない部分もありましたけれども、今の現状はどういうふうになっているのかということ、そして、今回、この農畜産物等販売促進事業ということですので、今後のこの町内の取組の方針といいますか、どういうふうな内容になっているのか、そこをお聞きしたいと思います。 あと、米価の関係ですけれども、今回、やっぱり外食産業等もこういうコロナ禍の中での状況でありまして、米価も大分下がりましたね。米農家の経営も大変だというお話も聞いておりますけれども、その点の状況はどういうふうにつかんでいるのか伺いたいと思います。 ○議長(武田平八君) 浦田農政課長。 ◎農政課長浦田文伸君) ただいまのご質問にお答えいたします。 生産者応援販売促進事業委託料、こちらのほうには、今現在、ご発言のございました肉牛だけではなくて、その後にございました米であったり、そば、小麦等を活用したイベント、お酒、日本酒とワインも併せてできるイベントを開催できればというふうに考えておりまして、なおかつ、それを飲食店さんのほうにつなげるようにすれば、今後の販売促進につながるのではないかというふうには考えておりますが、まだ具体的なその内容については詰まっておりませんので、今後そこら辺を加味しながら検討していきたいと思っております。 肉牛の価格でございますけれども、今現在は、ある一定の価格で、全体を見ると微増になっているということですが、県内では、子牛の価格でいえば、50万からそこら辺ぐらいのところで平均価格が推移している状態でございます。肉牛の金額につきましても、若干上がってはきているんですけれども、1年前、コロナが始まる前の金額まではまだ回復していないという状況でございます。 米価につきましては、それぞれ新聞等で報道されているとおりでございまして、今のところの概算払いについては、ウルチ米については減額というか、金額が下がっておりますが、モチ米については金額増という形で概算払いの計画が成り立っております。今後も、精算する方向までには上がるように、何とか販売促進を進めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(武田平八君) ほかにございますか。 16番議員 ◆16番(細川惠一君) 分かりました。いずれこういうコロナ禍の状況が続いておりますので、やっぱりいろんな業種はありますけれども、やはり農家等の関係、この農畜産物販売促進、やっぱり喫緊の課題だと思うんです。いろいろと言われておりますけれども、やはり食料の関係からいえば、人の健康を守る立場でのこの食べ物の生産ですので、ぜひすぐにでもこの計画を具体化して、着手をしていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(武田平八君) ほかにございますか。 11番議員、及川ひとみさん。 ◆11番(及川ひとみ君) 6ページ、民生費のところの2款、老人福祉費の17節備品購入費ということで、これは高齢者施設のこもれびに空調設備工事3台ということなんですけれども、これは部屋数ではない、どういったことでのこの3台というのは、どういう設置がなるのかということをお聞きしたいと思います。 それから、7ページのところの保育所費の18節保育施設設備改修ということで、これ虹の保育園空調設備ということなんですけれども、これはどのような、空気清浄機になるんでしょうか。どういう、台数とか、配置がどういうふうになるのかお聞きしたいと思います。 それから、9ページの10款教育費なんですけれども、先ほど説明があった17節備品購入費小学校中学校のところで分散や遠隔に関する電子黒板ということなんですけれども、これの設置の、全クラスに付くとか、学校の配備についてお聞きしたいと思います。 ○議長(武田平八君) 野村長寿介護課長。 ◎長寿介護課長野村直子君) 1点目のこもれびの備品購入費についてお答えいたします。 こもれびにつきましては、福祉施設ということで、低所得者の生活が困難な方が一時的に入居できる施設になっておりまして、ほとんどの利用が秋、冬から春にかけての利用になっております。暖房についてはきちっと設備しているわけですが、冷房について設備していなかったということで、夏場の利用はほとんどないわけですが、緊急用に使いたい方をということで、3台だけ、3室だけに換気付きのエアコンを設置しようとするものでございます。 ○議長(武田平八君) 吉田こども課長。 ◎こども課長吉田真理君) 施設の設備改修につきましてご説明申し上げます。 虹の保育園のほうですけれども、優れた換気機能を備えた冷暖房設備保育室6室と、ほかに事務室給食室等5室、合わせて11室に設置しようとするものでございます。 以上です。 ○議長(武田平八君) 葛学務課長。 ◎学務課長葛博之君) 電子黒板についてご説明申し上げます。 今回36台、小学校中学校で整備する予定でございますけれども、5号補正でも学校保健対策補助金のほうでも電子黒板を計上しておりますので、それと合わせまして整備をしたいと考えております。 整備台数につきましては、学校の規模、再編対象校にも配備いたしますし、あとは、中学校のほうも、一中は、二中、三中に比べては多くはなりますけれども、整備いたします。最終的には、再編後なんですけれども、令和4年度には、現在のプロジェクターも活用しながら全ての学級に配置する見込みでございます。 以上です。 ○議長(武田平八君) ほかにございますか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(武田平八君) 質疑、討論を終結し採決するにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(武田平八君) 採決いたします。 議案第78号 令和2年度紫波町一般会計補正予算(第6号)は、原案のとおり決するにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(武田平八君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第78号は原案のとおり可決されました。---------------------------------------緊急質問 ○議長(武田平八君) ここでお諮りいたします。 テーケィアールマニュファクチャリングジャパン東北工場閉鎖について、14番議員、箱崎勝之君から緊急質問の申出があります。 よって、14番議員、箱崎勝之君の緊急質問の件を議題として採決いたします。 14番議員、箱崎勝之君のテーケィアールマニュファクチャリングジャパン東北工場閉鎖についての緊急質問に同意の上、日程に追加し、追加日程第1として発言を許可することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(武田平八君) ご異議なしと認めます。 よって、追加日程第1として発言を許可することに決定いたしました。 14番議員、箱崎勝之君の発言を許可いたします。 14番議員 ◆14番(箱崎勝之君) ただいま、本会議において、また、議長より緊急質問の許可をいただきました14番議員、箱崎勝之でございます。 それでは、テーケィアールマニュファクチャリングジャパン東北工場閉鎖について質問をいたします。 岩手県の誘致企業として、昭和47年9月に紫波町へ進出し、その後、南日詰工業団地にて創業され、設立当時は東北宝製作所、そして、東北TKR、さらに、現在の社名となり、会社名は幾度か変わりましたが、一貫して精密機器や半導体の製造事業を行い、従業員数は百四、五十人ということでございます。 このたび、TKRグループ本社の方針により、来年の1月をもって南日詰工業団地内にある東北工場を閉鎖するということについて、町にその内容を知らせ、さらには、全従業員に対しましても告げられたということでございます。町といたしまして、このことをどう捉え、また、今後予想される課題に向けた解決策などについてどう講じていきますか、次の3点についてお伺いいたします。 1、48年間という長きにわたり、地域に根差した誘致企業が撤退することについて、町の率直なお考えをお伺いいたします。 2、閉鎖に伴い、働く場所が変わる、あるいは、失う従業員処遇等については、会社としてはどのような方針でありましたか。これに対しまして、町では今後どのような取組を考えてありますか、お伺いいたします。 3、会社としては、工場閉鎖後の施設をどのようにするかということでありますが、町としてこの対応の考え方と、今後の誘致企業にも影響すると思いますが、南日詰工業団地在り方についてお伺いいたします。 以上、テーケィアールマニュファクチャリングジャパン東北工場閉鎖についての緊急質問でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(武田平八君) 熊谷町長。     〔町長 熊谷 泉君登壇〕 ◎町長(熊谷泉君) 箱崎勝之議員緊急質問お答えをしてまいります。 テーケィアールマニュファクチャリングジャパン東北工場の閉鎖について、1点目の誘致企業撤退に関わる町の考えについてお答えをいたします。 テーケィアールマニュファクチャリングジャパン東北工場閉鎖につきましては、去る9月25日に、同社グループ会社プレスリリースと同時に岩手県内工場集約方針決定について報告を受けたところであります。 同社は、昭和47年9月に南日詰地区に創業して以来、長年にわたり町のまちづくり産業の牽引をする企業であります。他の誘致企業とともに構成された五社会の1社として、町の工業施策に多くのご提言をいただくとともに、産業まつりの出店など企業活動を通じて町の産業振興に寄与されております。また、地元高校新卒者をはじめ多くの雇用を生み出し、豊かな町民生活の基盤を支えていただいております。 今回の工場閉鎖につきましては、地元の自治体としては非常に残念に感じております。企業の存続に関わる判断と厳粛に受け止めております。 次に、2点目の従業員の処遇に関わる会社の方針と、これに対する今後の取組についてお答えをいたします。 従業員の処遇につきましては、同社の担当者を通じまして、工場閉鎖に伴う従業員配置転換退職希望者への再就職あっせんの状況について、緊密に情報交換を行っているところであり、町としても、会社とともに再就職のあっせんに努力しているところであります。 現時点で把握している情報によりますと、今回の異動対象となる従業員139名のうち、町内在住者は53名であり、現在、従業員一人一人から異動または退職についての希望を聞き取った上で、今後の対応について手続を取りまとめているところと伺っております。 今後は、町内在住者退職者が早期に再就職できるよう、岩手県及びハローワークなどの関係機関と連携しながら、再就職活動を支援してまいります。 最後に、工場閉鎖後の施設活用と、今後の南日詰工業団地在り方についてお答えをいたします。 工場閉鎖後の施設活用につきましては、現時点では、閉鎖後の用地及び建物の利活用については、具体的な計画はないものと伺っております。町といたしましては、当該用地南日詰工業団地となっていることから、今後も工業用用地としての利活用を最優先し、隣接する工場用地も含め、地域の活性化につながるよう企業誘致に努めてまいります。 以上、箱崎勝之議員緊急質問への答弁といたします。 ○議長(武田平八君) 14番議員 ◆14番(箱崎勝之君) これより再質問をいたします。 まず、1番目の町として企業撤退に対する考え方についてでございます。 一つ目でございます。 唐突に東北工場閉鎖ということを会社側より知らされたと思いますが、その後、町としてTKR本社へ対しまして、会社存続とかの折衝等はどうなされましたか。去る者は追わず、来る者は拒まずという町のスタンスとも取られますが、いかがでしょうか。 二つ目、聞くところによりますと、東北工場を閉鎖し、奥州市の水沢工場に集約、統合するということのようですが、水沢工場は昭和56年に創業しており、従業員数東北工場より少なく、100人ほどのようです。立地条件についても何ら遜色ないと思われます。東北工場がなぜ水沢工場に集約、統合しなければならなかったのか、会社側に理由を聞くことができましたか。 三つ目、町として立地企業に対しましては、何らかの意を注いでまいったと思いますが、紫波町よりも奥州市のほうが様々なメリットがあってのことや、常に立地企業との情報交換を行い、行政とのつながりがあってのことも考えられますが、今までの町の対応等についてはいかがだったでしょうか。 四つ目、岩手県でも県の誘致企業として関わりありますので、会社に聞き取り調査に入ったと思いますが、まず、最初に、地元の町からの情報を得た上で動くものであり、県の担当部署への報告とか、相談をどうなされましたか。 以上、再質問でございます。 ○議長(武田平八君) 内城商工観光課長。 ◎商工観光課長内城拓君) 4点の再質問をいただきましたので、お答えしてまいりたいと思います。 まず、新聞報道にもございましたとおり、今回の閉鎖、移転につきましては、工場の設備、広さなどの環境、それから、東北工場の主力商品の今後の受注動向を考慮した結果、企業としてのご判断として水沢工場への移転ということになったというふうに伺っております。そのご決定につきましては、先ほどの町長の答弁にございましたとおり、町としては厳粛に受け止めるということで考えております。 それから、県との関係につきましてですけれども、今回の工場閉鎖に伴いまして、影響を受ける従業員は紫波町民の方以外にも多数いらっしゃるということから、これまでのところでも、岩手県、あるいは盛岡広域振興局などと連携を図りながら、情報共有を行っているところでございます。 また、再就職支援等につきましても、ハローワーク等関係の機関と密接に連絡、情報を共有した上で、支援に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(武田平八君) 熊谷町長。 ◎町長(熊谷泉君) ただいまのご質問について、私のほうからも若干補足をしたいと思います。 9月25日に社長さんと業務課長さんがおいでになりまして、唐突といいますか、突然そういうふうに紫波工場を閉鎖し、水沢工場に1月からというふうなお話がありました。私も、今までの長年の歴史から大変残念だというお話をしまして、その中で、議員ご指摘のように、実はこちらの従業員数が多いわけでありまして、こういうことでありました。 当初は、水沢工場を閉鎖して紫波に持ってくることを考えたそうであります。ただ、いろいろ状況も調べたら、水沢工場は、かつては日立の工場だったということで、非常に立派なクリーンルームがあって、そちらの施設を新たにこちらに設けることは、非常に会社としては負担が大きいということで、結果的には、紫波の工場をあちらに統合するというふうに判断をされたというお話がありました。 あとは、地元企業とのいろんな普段からのお付き合い方があるわけでありますが、TKRさんは、特に会社が、いろいろ組織が変わっておりまして、社長さんとは、ときにはその都度、私のほうに来てそういう状況は常に伺っておりましたし、今考えれば、何年か前から非常にその製品の売行きといいますか、時代の流れがあって、経営的にはなかなか大変だというふうなお話はその都度されておりましたが、結果的には、今回こういうふうになったと思います。 あとは、TKRさんにかかわらず地元の大きな企業さんは、こちらから定期的に出向いて、いろんな情報交換しているわけではありませんが、その都度、町のほうに来られて、ニチコンさんなんかは毎年決まって、定期的に来て情報交換はしておりますし、丸ノ内工芸さんとか、比較的いつも定期的にいろんな情報をしておるところでありますが、奥州市が特別そこでどういう配慮をされたかというのは、私、分かりませんが、町としては、できるだけ地元企業は事業継続ができるようにいろいろご支援、ご相談を申し上げているところであります。 以上です。 ○議長(武田平八君) 今回の件での本社訪問についての質問がありましたが。 町長。 ◎町長(熊谷泉君) このような状況下でありまして、特にこういう業態は、非常に、ある意味、競争が激しいといいますか、会社としてもう既に決定され、そして、実は、私の思うところは、従業員もある意味、混乱していると思いますが、もう本社も含め会社で機関決定したところでありますので、これを町がなかなか覆せるような状況がないというふうに判断しております。 以上です。 ○議長(武田平八君) 14番議員 ◆14番(箱崎勝之君) 今の答弁で大体は把握したところでございます。町の考え方については一応把握したわけでございますが、では、2番目の工場閉鎖に伴う従業員処遇等についてを再質問いたしてまいります。 まず、一つ目でございますが、従業員の処遇措置について、使用者側は従業員に対しまして、整理解雇、希望退職募集、配置転換、転籍などを示さなければなりません。地域の雇用を守るという観点から、このような処遇措置は本来避けなければならないことでございます。この11月から12月にかけまして、処遇措置が進められるようなことを聞かされておりますが、これに対しまして、町としては会社側の処遇措置について何らかの対応策を考えなければと思いますが、いかがでしょうか。 もう一つ、二つ目でございます。 平成21年に平沢にある誘致企業、ニチコン朝日の工場が閉鎖したことは記憶に新しいわけでございます。このときは、岩手町にある系列会社、ニチコン岩手に全従業員が転籍になり、会社側では、通勤手段などについては考慮するということでございましたが、その後、個別面談を行った結果、遠いところでの勤務はあまり望まず、退職する方が多いということを耳にしました。 このたびのテーケィアールマニュファクチャリングジャパン東北工場の閉鎖に伴う従業員の処遇措置についても、同様なケースと考えられます。現在、町内の雇用者は五十数人で、このうち退職を希望される方はどの程度か分かりませんが、町におきましては、後手に回らないよう、コロナ禍の厳しい社会経済環境である中、再就職あっせんによる雇用機会の確保など、また離職による諸手続、特に健康保険の切替えや雇用保険の基本手当受給の手続などについて、関係機関や町内事業所などとの連携の上、年末を控えておりますので、スピード感を持って取組や支援をされたいし、加えて、これに関わる相談窓口を役場庁舎内に設けて、当該者の対応に当たられるよう、されたいと思いますが、町の考えについてお伺いをいたします。 ○議長(武田平八君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長内城拓君) それでは、2点のご質問についてお答えをいたします。 まず、1点目でございますけれども、従業員の方の再就職の手続の支援ということについては、町としても優先的に取り組まねばならないというふうに考えてございます。先ほども申し上げましたが、県振興局、あるいはハローワークですとか、産業雇用安定センターなど再就職のあっせんに関わる関係団体とともに、会社の方と今、連絡を取り合い、その支援について準備を進めているところでございます。 また、町内の企業からも、退職された従業員の方の引受けを希望されるというようなお申出もいただいておりますので、そういった情報もおつなぎし、お一人でも多くの方の再就職が早期に決まりますように支援を申し上げたいと考えております。 また、その離職の手続に関しまして、町といたしまして、窓口を専門に設けまして、手続が円滑に進められるように関係の部局を横断して進めてまいりたいと考えておりますので、その日程、あるいは持ち方についても会社のご担当の方と連絡を取りつつ、進めてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(武田平八君) 特に質問を許します。 ◆14番(箱崎勝之君) 先ほども申し上げましたけれども、非常にこの年末を控えておりますので、11月、12月の離職者は大変混乱すると思いますので、やっぱりこのスピード感を持って、それに当たられるようにお願いしたいと思います。 3番目の工場閉鎖後の施設と、南日詰工業団地についての再質問をしてまいります。 まず、一つ目でございますが、工場閉鎖に伴い、当然、空いた施設をどうするかが、今後町として大きな課題であると思いますが、売却や賃貸、さらには、当面、放置などがあるようですが、会社の意向としては具体的にどのようなことを考えられているようですか、お聞かせを願います。 土地、建物がそのままの状態で管理が不行き届きとなれば、環境や安全上において好ましくないので、その点、十分に配慮するよう会社側にお伝えされたいと思います。 また、閉鎖された施設を利用したいという企業があるような場合においては、町といたしまして、その仲立、あるいは支援等を行うことも必要と考えられますが、ご見解をお伺いいたします。 2つ目でございますが、この企業誘致にも関連しますが、今後、南日詰工業団地在り方として、現状のままでの企業誘致は大きく進展を見いだせないでいますので、空いた工場施設や工業専用地域残地の利用や道路アクセスの整備など、総合的に今後検討すると思われますが、ご見解をお伺いいたします。 ○議長(武田平八君) 14番議員、これ一問一答でございませんので、もし残余の質問があればこの際に。 ◆14番(箱崎勝之君) これで終わります。 ○議長(武田平八君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長内城拓君) それでは、お答えを申し上げたいと思います。 閉鎖されますその工場の用地、建物などの処分方針につきましては、先ほども町長の答弁にございましたとおり、具体的な計画はないものというふうに伺ってございます。 ただ、その南日詰工業団地の中の重要な場所でございますので、また、国道へのアクセスもよいという、その立地の条件も生かしながら、今後も工業用地としてのその価値を広く発信し、地域の活性化につながるように誘致の取組を継続してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(武田平八君) 以上で、14番議員、箱崎勝之君の緊急質問を終結いたします。--------------------------------------- △閉議の宣告 ○議長(武田平八君) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。 これをもちまして令和2年紫波町議会定例会10月会議を閉じます。 一同ご起立願います。 礼。 ご苦労さまでした。 △閉議 午前11時01分地方自治法第123条第2項の規定により署名する。        議長        署名議員        署名議員        署名議員...